長期間愛用したがる方が多いのも戸建て賃貸住宅の特徴です。
ファミリー向けの不動産投資なので、小さなお子さんのいる家族がお客さんになってくれたら４年以上はそのまま安定した収入を得られるのが嬉しい戸建て賃貸ですが、メリットとなりそうなポイントは他にもいろいろとあります。
土地活用は立地が大きく成否に関わってきますが、この点での不安要素とはほとんど無縁となるのが特徴と言っても良いでしょう。
住宅に不向きなのはどこか、それを深く考えてみれば自ずと答が見つかるでしょうが、ファミリー向けならば山奥とか孤島でなけばほとんどの土地は対応可能です。
１人暮らしならば駅前や繁華街が近いほうが嬉しいかもしれませんし、もしもそれに該当する不動産を所有しているのならアパート経営をすればいいでしょう。
需要によってはオフィスビルの方が収益が良くなるかもしれません。
ですが人通りの少ない郊外の不動産は静かさが売りとなり、オフィス向けの土地とはなりませんし１人暮らしをするにも不便であります。
自動車やオートバイを携えて引っ越してきたのなら移動手段に困らずに行動することはできますが、遊びに行こうと思っても近場にはスナックもキャバクラもないので、気合を入れて遠出をしないと遊ぶことすらままならないので不便です。
立地が物をいう賃貸経営において、アパートや高額な家賃が期待できる商用ビルは建設する場所を誤ると入居者探しにとても苦労をすることになります。
でもファミリー向けの戸建て賃貸なら隣近所に人が住んでいる環境でさえあれば、ほとんどの土地は一定の需要があると考えられます。
若者の１人暮らしだとボウリング場や釣堀、駅が近くにあることが人気の条件となりますし、単身赴任をされる方だと勤め先や駅、スナックや定食屋の近所でないとなかなか住んではもらえません。
家事が苦手な中年男性の単身赴任だと食事を優先した物件探しをすることになります。
歩いて行ける距離にラーメン屋は何軒あるか、そのお店は休日のお昼にランチもやっているか、チャーシューの満足度は高いか、日が暮れた後には餃子とビールもオーダーすることができるか、替え玉はやっているか、床は脂でギトギトしているか、雑誌は新聞は充実しているか、そうしたことがお部屋探しにも影響しますので、徒歩圏内に飲食店が少ないと借りて探しも苦労します
でも戸建て賃貸住宅は家族で住まわれることが大半なので、調理を得意とする女房がいれば周辺に飲食店がなくても問題はありません。
マイカーの所有率も高いのでバス停や電車の駅、飛行場まで離れていてもそれほど不便な思いをすることもなく、公共交通機関までの距離によって家賃収入が大きく変動することもそんなにないでしょう。
自転車か自家用車でいける範囲にスーパーがあれば日常生活でそんなに困りませんし、むしろそうした施設から離れていたほうが静かに暮らせると考える方もいます。
子供の為に公園や学校が近いほうがいい、それくらいで後は立地に関してはどこでも条件が似たような感じになるので、物件の所在地によって需要が劇的に変化するわけではないからどこでもそれなりに人気もあるのです。
よほどのミスをしなければ大きく失敗しにくい不動産投資になるでしょう。
あとは、形状的に上手い土地活用の方法が浮かばない土地に対しても有効となるのも戸建ての魅力かもしれません。
普通の四角形ならば正方形でなくても、マンションやアパート経営のためにその土地を開発して収益をあげることはできます。
ですが変則的な形状をしていたらそういった建物をそこに建設しても無駄になる土地が発生するので、気分的にスッキリとはしないのです。
活用しようが無い余った部分は庭にしよう、でもそのアイデアは一銭にもならないので全くの無駄でしかありません。
でも戸建て住宅なら少しくらい変則的な建物にしてもいいですし、丸みを帯びた形状のお庭でも住民は喜んでガーデニングしてくれます。
応用力が高い、そう捉えることもできますね。